平成16年6月宮崎県議会会議録 緊急質問 平成16年6月14日

○米良政美議長 次は、鳥飼謙二議員。

○鳥飼謙二議員〔登壇〕 社民党県議団を代表 いたしまして、知事にお尋ねをいたしま す。
 安藤知事が公選法の買収及び利害誘導で告発 されたとの '2日の新聞報道は、117万県民に強い 衝撃と動揺を与えました。さらに、12日にみ  ずからが県庁で行われた記者会見で、報道陣に念書の有無、県民への説明責任を問われて、「今後の展開の中で明らかにしたい。コメントを控え  る」と一切説明がなかったようでございますが、なぜその場で説明を拒まれたのか、お尋ねをい たしたいと思います。
 以下につきましては自席から質問いたします。〔降壇〕

○知事(安藤忠恕君)〔登壇〕 お答えいたします。記者会見のときでのことでございま すが、実 は、拒んだということよりも、私も青天のへき れきで  ございまして、十分お 答えする対応がで きていなかったというのが本当のところでござ います。今後は、弁 護士さんとも相談をしながらというこ  とになりますが、しかるべき場面におきましては、 明らかにさせていただきたいと 思っておるところでございます。以上でございます。 〔降壇〕

○鳥飼謙二議員 しかるべき準備ができなかったというふうなお答えでございましけれど も、 最初に報道された新聞によりますと、これは朝日新 聞ですがその取材に1日と1 0日に応じておられるわけでございまして、10日間そういう余裕はあったわけなんで すよね。それが報じられたとい う ことですから、知事の言われる今のお 答えは少し通 らないのかなというふうに私は感じます。ところで、今後、議会に対しても自分から進 んで   説明はしませんというようなことも答えられているようでございますが、しかし、 その態度を変えられて、説明をしたいということで、昨日の3時に     副知事が議長のとこ ろに来られたということでございまして、私ども、朝9時に、緊急に議長から代表者会 議の招集を受けました。 そして、議  長の方からお話がありましたのは、「当然これま での報道以上のものが説明をされる、それが前提ですわね」というような御説明もござ いまして 、 それ ならばお聞きをしようと いうことになったわけでありますけれども、 午前中の知事のお話では、残念ながら、納得のいく説明ということには な らなかったのではないかというふうに思うわけで`ございます。安藤知事は、「県民主役」「情報公開」、 そういう公約を大きな旗印にして当選を され たわけでございますけれども、この情報公 開、説明責任、これをどのように考えておられるのか。これは安藤県政の根幹にかかわ る問題  で あると  いうふうに思いますので、お尋ねいたします。

○知事(安藤忠恕君)〔登壇〕 お答えいたします。お話にありましたように、私の県政 を運営させていただくに当たっての基本姿勢は、やはり県  民の皆さん方との情報の共有 が基本だと思っております。情報公開は、いずれにしましても、さらに進めてまいりた いというふうに思っておりま す   し、知事としての県民の皆さん方への説明の責任という のは私はあると思っております。 そういうものも+分認識してまいりたいというふう  に  `思っているところでございます。議会に対しまして、みずから説明をしないという 発言のことにつきましてでございますが、いきなり私の方から 御相談をせずに、まず執 行部内でも相談せずに勝手な発言は控えるという姿勢からのあの発言でございました。 ただ、基本的には、県民の皆 さん方に、県議会の皆さん方を通しまして私の話はしなけ ればならないというのは意識しておりました。専門家と相談しまして、私が説明をいた  しますと、そういうことできょうを迎えさせていただいたところでございます。それか ら、報道の内容と違うという御質問でございましたが、関係者、 私 の方の関係者がおり まして、行動をともにした者の方からもかなり取材をされておったようでございます。そのあたりからかなり入れているよ  うでございます。 以上でございます。〔降壇〕

○鳥飼謙二議員 庁内での議論をしていないので議会で進んでは説明をしなかった、そう いうような発言をしたというようなことの御説明がござい ましたけれども、知事はトッ プですから、すべてのことが知事の決断で決まっていくというふうに思いますから、そ れはしっかりと「私が説明をさせ  ていただきます」というふうにお答えになるべきだっ たというふうに思いますし、きょう、説明をされたわけですから、それはそれなりに評 価をいた  しております。そこで、今後の展開の中で明らかにしたいというようなことも ございますが、今後の展開とはどのようなことを意味しておられるのか 、お尋ねいたし ます。

○知事(安藤忠恕君)〔登壇〕 お答えいたします。現在のところ、告発状が提出されたということを報道を通して私は承知している段階でございまし て、どのようになっているかというのはまだ届いておりません。ですから、どういうことになるかも予想は実はできないわけでございますが、その場  面、場面の動きによって明らかにさせていただきたい、そういう考えでございます。以上でございます。〔降壇〕

○鳥飼謙二議員 先ほど言われたように、説明責任をしっかり果たすということは、その場その場で判断をしてということではないと思うんですよね 。「一片の曇りもない」というふうに知事はおっしゃっておられるわけですから、しっかり説明する義務があるし、責任もあるというふうに私は思って  おるところでございます。そこで、先ほどと少しダブりますけれども、きようの知事の説明では、5月26日の深夜に都城市から延岡市に行かれたと いうことでございます。ここは知事の発言でありますが、「ところが、その場は後援会の内部の調整ということではなく、全く異様な雰囲気で、私ども と言い争いになりました。あのメモはそのような雰囲気の中で強いられたものでした」と説明をされておられますが、そこで、念のためお尋ねをいた しますが、新聞報道にある「当選した場合、○○氏の処遇の実現を約束します。平成15年5月27日」という念書は、知事自身が書かれたのかお  尋ねをいたします。また、「強いられた」というふうに言っておられますけれども、どのように強いられたのか、どのように強制をされたのか、また、  処遇ということは具体的にはどのような意味なのか、内容についてお尋ねをいたします。

○知事(安藤忠恕君)〔登壇〕 お答えいたします。調整に行くということで参ったわけ でございますが、先ほども申し上げましたように、現場に行き ますと異様な雰囲気でご ざいました。それは、恐怖といいますか、そういった感じを非常に痛感する場でござい まして、そういう中であのメモが強 いられたわけでございます。それから、処遇につき ましては、先ほども申し上げましたように、とっさに出まして、特に意味はございませ ん。以上で ございます。〔降壇〕

○鳥飼謙二議員 再度お尋ねをします。このメモは知事が書かれたものですか。

○知事(安藤忠恕君)[登壇] はい。強いられて出てきたものでございます。そのとおりでございます。〔降壇〕
 
○鳥飼謙二議員 知事が書かれたということですね。「恐怖を感じるような状況で」というふうな御説明でございますけれども、通常でしたら、 警察 本部長がおられますけれども、威迫とか、いろんな凶器を持ってとか、取り囲んで暴力を振るうとか、そういうものが恐怖を感じるような状況なのか なと思います。ただ、この告発された方は女性のようでございますから、そのような場で恐怖を感じるというのはどうしても解せないわけでございま すけれども、どのような恐怖を感じられたのか、御説明をお願いいたします。

○知事(安藤忠恕君)〔登壇〕 お答えいたします。具体的には、現時点でお答えできる ものをす べてお答えさせていただいているところでございま す。とにかく、雰囲気  異様でございまして、本当に恐怖一恐怖といいますか、そういうものを感じたということでございます。それから、メモにつき ましての話でございますが、書いたのかといったときに、書くときにみずから書くのか、書かされたのかということで私は若干違ってくるんじゃない  かと思っているところでございます。以上でございます。〔降壇〕

○鳥飼謙二議員 再度確認をいたします。メモ は知事が書かれたのですか。

○知事(安藤忠恕君)〔登壇〕 お答えいたします。書き方としましては、私が残したも のでございます。以上でございます。〔降壇〕

○鳥飼謙二議員 どうもすっきりしない答弁でございますが、状況次第では、逆に告発者 の強要罪というものが成立をするのかなというふうに考え ます。ですから、身体拘束、 もしくは脅迫とか、そういうようなものがあったのかどうかということでお尋ねをした わけで、そこらあたりの説明がない と、「恐怖を感じた」と単におっしゃられても、一 般の人には理解できないのではないかというふうに`思っておりますので、そこら辺を しっかり説明  する必、要があるのではないかと,思いますが、いかがでしょうか。

○知事(安藤忠恕君)〔登壇〕 お答えいたします。現時点でのお答えできるものはすべ てお答えさせていただいておりますが、具体的な模様につ きましては、今申し上げられ ないということでございまして、恐怖というか、そういったものを感じる異様な雰囲気 でしたということでございます。以 上でございます。〔降壇〕

○鳥飼謙二議員 これは説明になっていないと思いますね。しっかり説明をする必要があ るということを指摘をしておきたいと思います。次に、知  事の道義的・政治的責任につ いてお尋ねをいたします。事件の真相というのは後日さらに明らかになるといたしまし ても、今回の告発事件で議会 が混乱をし、また県民に大変な動揺を与えたということが ございます。知事は身の潔白を訴えておられますが、そもそも、このような人物となぜ か かわり合いを持たれたのか、経緯についてお尋ねをいたします。

○知事(安藤忠恕君)〔登壇〕 告発状が出されましたことにつきましては、まことに残 念に』思っておりますし、お話しのように、県議会の皆さん方  にもこのような混乱を生 じさせたということは非常に申しわけなく思っております。議会の皆さん方を初め、県 民の皆さん方に本当、心からおわび を申し上げる次第でございます。そこで、その人物 につきましてでございますが、まだ告発状が出された状態ということでございますので、 詳細に つきましては、その場面、場面で御説明をさせていただきたいというふうに思っ ているところでございます。以上でございます。〔降壇〕

○鳥飼謙二議員 具体的なお答えがないわけでございますけれども、知事は選挙戦の中で、草の根選挙、長期県政の停滞を打破しようという多く の県民の皆さん方、本当に純粋に宮崎県政の発展を願う人たちの支援があったと、それで当選をしたというふうに私どもも、私も受けとめておる  わけでございますけれども、結果として、こういう人たちの気持ちを裏切ったんではないかというふうに`思わざるを得ないわけでございます。そこで 、そもそも、この当該の御夫婦をどのような人物だったと認識をしておられたのか、宮崎県政の発展をこいねがう人物として認識をしておられたの か、その点についてお尋ねをいたします。

○知事(安藤忠恕君)〔登壇〕 お答えいたします。お二人についてでございますが、先ほど申し上げますように、現時点でお答えできる部分はお答 えさせていただいているということでございまして、お尋ねの件につきましては、その場面、場面で明らかにさせていただきたいと`思っております  ので、御理解いただきたいと思います。以上でございます。〔降壇〕

○鳥飼謙二議員 この当該の告発をされた方とのおつき合いといいますか、いつごろから始められて、どのような認識をしておられたのかというこ と自体は当該の場面、場面ということでなくてもお答えができるんではないか。そのしかるべき場面、当該の場面とはどのようなものを指すのかと いうこととあわせて、この告発をされた人物といつごろからおつき合いをといいますか、御支援を受けて一緒に運動をされてこられたのかお尋ねし ます。

○知事(安藤忠恕君)〔登壇〕 お答えいたします。2年半ぐらい前でしょうか、延岡の私の後援会の方が紹介をしていただいた方でございます。そ れから、場面、場面についてということで ございましたが、今後の展開の中で明らかにさせていただきたいと、そういうふうに存じます。 以上でござ います。〔降壇〕

○鳥飼謙二議員 いろいろお聞きをし、お答えをいただいたわけでございますけれども、やはり新聞報道以上のものはお聞きできなかったのかなと いうふうに思います。多くの県民の皆さん方が、知事の掲げる「県民主役」、そして「情報公開」「元気な宮崎」ということを願って知事に投票をされ 、そしてまた、新しく県政がスタートをし、私ども、問題ありと指摘をした報復人事ではないかというようなこともありましたけれども、4月からまた新 しい体制になって、いざスタートというところでこういうふうな大問題に突き当たったわけでございます。そういう意味では、私ども県議会を含めまし て、県民、そして具体的に行政を遂行する県庁職員、ここに大きな多大な動揺と不安が起きておるわけでございます。そこをしっかり受けとめて、し っかりとやはり説明をしていかないと、なお一層不信感が募るということを指摘しておきたいと思います。以上で終わります。