「松形県政で閉塞感を招いた、県政の主役は県民」との主張を掲げた安藤新知事となって初めての9月県議会の代表・一般質問が終わった。
その結果、安藤知事への不信感が県議会を覆い尽くし、県庁・県議会が揺れている。又、2人副知事問題でも明確な答弁がないなど県民の期待を大きく裏切るものとなった。
安藤知事は、松形県政打破を掲げて選挙戦を戦い、僅差ではあるが見事当選を勝ち取った。選挙で訴えてきた公約を掲げて議会と丁々発止の議論を展開したいと当選後に語ったが、知事は前言を次々と翻している。又、正副議長の助言を振り切っての年度途中の報復人事も県政に汚点を残した。
安藤知事は、県議会答弁で、「松形県政は、安定感のある着実な県政運営」「リゾート振興基金の創設はやむを得ない」「SNAへの8億円の補助は妥当」「九電の綾町の鉄塔建設決着済み」と次々と選挙戦で主張したことを次から次へと撤回した。その理由を、「県政は継続が重要だから」としていたが、論理矛盾を追及されると「あれは意見であり公約ではない」とその場しのぎの答弁に終始した。
また、マスコミからの前言撤回が多すぎるのではないかとの指摘に「議会を混乱させないためだ」と発言するに至っては論外である。「改革か、継続か」は知事選の大きな争点だったのであり、これらは、県民への裏切り以外の何ものでもない。
最たるものは、鉄塔建設に異議を唱える住民団体との面会を拒否したことだ。当初の知事室から広報広聴課へ場所を異動したことは許容範囲としても、知事へ直接意見を伝えるファックスやメールを設置し知事が直接目を通し回答するというパフォーマンスの一方で、面会は拒絶するとはどうしたことだろうか。
当然といえば当然な「県政の主役は県民」を標榜する安藤県政だが、綾の住民は県民ではないとでも言うのだろうか。
又、公約である女性副知事の問題がある、10月4日に鈴木現副知事の任期が切れるわけだが、今回何故女性副知事を提案できなかったのだろうか。総務省の意志を唯々諾々と受ける一方で、女性副知事は議会の皆さんと十分に協議して決めたいとの答弁は公約の議会への丸投げではないのか。副知事が宮崎県にとって本当に2人必要なのかという説明はない。
私は、9月議会で社民党県議団を代表して質問した。知事の発言を受けて、私は質問項目は事前に担当課に丁寧に説明したがいわゆるすりあわせはしなかった。
しかし、会派によっては前県政時代と同様のところもあったようだ。約40項目の質問への答弁を一度に聞くわけだから大変で、初めて自分で予想答弁を作り再質問を準備した。そんなわけで、今議会は論文を読んだり実地調査をしたりするための2ケ月の準備期間は以前と同じだが、予想答弁を考えて再質問するという初めての経験となった。
閉会日まであと4日だが、最後まで予断を許さぬ議会となっている。
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