くらしが危ない
8.いのちの商品化 (医療の規制緩和 )
受診料、 保険料も負担増

サラリーマンの医療負担は、 2 0 0 4 年から2割から3割負担となりました。
保険料も月給からだけでなくボーナスからも徴収されるようになって、 年収 400万円の人は年間 31, 000円の負担増となりました。 いまのままいけば、 保険料の自己負担はさらに増え、安心して医療にかかりにくい状況がつくられるのではと不安視されています。

切りすてられる小児医療

乳幼児をかかえた親たちにとって、 小児救急医療の確立は切実な問題です。 とくに農山村地域では、 少子化によって採算がとれなくなり、 小児科のお医者さんの数が少なくなってきています。 くわえて、医師の都市部への集中によって、 小児救急医療の整備はとても遅れています。
診察を多くしたり、 薬を出せば 出すほどもうかるいまの 「出来高払い制度」 は、 もうからない小児科や産婦人科を切りすてる結果となっています。

富めるものは、 医療まで優遇
いま、 医薬品の一般小売店販売や企業による病院への進出など、 医療分野での規制緩和が急速にすすみつつあります。
このことは、 医療をもうけの対象にすることであり、 採算制の立場から既存の医療機関を廃止・統合へとうながすこととなります。 医療を市場経済にゆだねることによって、 市町村の公立病院すら整理の対象にされつつあるのです。
人のいのちを商品化する社会、 富めるものは医療までも優遇されるそんな社会が出現しようとしています。