くらしが危ない
6.崩壊寸前の年金制度
年金不信はどこに原因があるのですか

■政府は、 これまで基礎年金(厚生年金)が 60歳でもらえたものを、 65歳へと段階的にひきのばしました。 年金額は、 物価下落を理由に減額されていきます。 このようにルールがかってにかえられると、 不信をつのらせるのも当然のことです。
■国の年金負担を2分の1にするという約束を破りました (現在は3分の1)。 また、 年金資金を株の運用にまわして、 約6兆円の損失を出したことです。
■現役世代にとっても 「保険料に見合った年金が将来うけとれない」 となれば、 老後の生活設計はたてられません。

厚生年金加入者が減っているのはなぜですか

■企業は、 総人件費を低くおさえるために、 正社員を減らし、 こまぎれで働く非正規の労働者 (1 , 555万人) を雇い、 事業主負担をまぬがれているからです。
■企業は安い労働力を求めて、 生産拠点を一部海外に移転させ、 国内の働き手を減らしているからです。
■企業の利益優先の結果、 生みだされた 390万人にものぼる失業者も加入者減少の一因です 。
 ようするに、 厚生年金加入者の減少は、 国際競争に勝ちぬくために労働コストをひきさげるという財界の戦略に原因があります。