くらしが危ない
16.食べ 物を作る人がいなくなる(農業があぶない)
狂牛病と鳥インフルエンザから学んだこと

食べ物というのは、 人の体そのものであり、 食べたら死ぬかもしれないとなれば、 たちまち不安になるほど大事なものです。
狂牛病 (BSE) と鳥インフルエンザが教えたことは、 日本人が食料を海外に依存している危うさ、 そして食の安全の大切さについてです。

日本人が国産の食べ物を求める理由は何ですか

およそ次の理由が考えられます。
■海外から食べ物を輸入するとなると、 「安全性」 がそこなわれること。
■地球の人口増加、 環境の急変などによって、 食料が不足する時代がくること。
■国内産であれば、 問題が発生しても手を打つことができるが、 輸入品にはそれができないこと。
以上が国産の食べ物を求める理由ですが、その根底には、 海外から輸入された食べ物に対する 「不安と不信」 があるのです。

なぜ、 日本は食べ物を海外から輸入するのでしょうか
輸入農産物がふえる背景には、 丸紅などの大手商社がわざわざ農業資材を持ちこんで現地の安い労働力を使って大量に生産し、 低価格の食べ物を逆輸入している事情があります。
そして、 これらの大手食品の商社が、 労働力の安いアジアに生産拠点を置いて、 安い食べ物を看板にしてアジア地域での胃袋市場を占有しようとしているところに注目しておく必要があります。
見落としてならないのは、 安価な食べ物の提供が、国内の労働者の賃金を安く抑さえる効果もあり、 産業界が戦略とする国際競争に勝ちぬくために低労働コストの実現をはかっていることです。