広辞苑によりますと、 基幹産業とは 「一番のおおもと」 とあります。 ですから農業、 林業、 水産業は、 日本を支える一番のおおもととなる産業ということです。 なぜ、 おおもとの産業かといえば、 この3つの産業が 「いのちを育む」 産業だからです。 人のいのちは、食べもの、 水、 空気さえあれば再生産することができます。 このように、 人のいのちの再生産にとって絶対に欠かせない産業だからこそ、 農林水産業が基幹産業なのです。
「いのちを育む」 農林水産業を、 もうけの対象にしてはなりません。 なぜなら、 農林水産業の分野が、 採算性重視の企業によって占められるからです。大手商社による新商品の開発、養殖栽培技術による安い食べ物が海外から大量に持ち込まれています。その結果、安全性が失われ、本来の働き手が追い出されてきました。 だからこそ、 「いのちを育む」 農林水産業の分野には、 営利企業が進出できないしくみをつくる必要があるのです。