くらしが危ない
15.いのちを育む産業 (農業・林業・水産業)
農林水産業は基幹産業

広辞苑によりますと、 基幹産業とは 「一番のおおもと」 とあります。 ですから農業、 林業、 水産業は、 日本を支える一番のおおもととなる産業ということです。
なぜ、 おおもとの産業かといえば、 この3つの産業が 「いのちを育む」 産業だからです。 人のいのちは、食べもの、 水、 空気さえあれば再生産することができます。 このように、 人のいのちの再生産にとって絶対に欠かせない産業だからこそ、 農林水産業が基幹産業なのです。

もうけの対象にしてはならない農林水産業

「いのちを育む」 農林水産業を、 もうけの対象にしてはなりません。
なぜなら、 農林水産業の分野が、 採算性重視の企業によって占められるからです。大手商社による新商品の開発、養殖栽培技術による安い食べ物が海外から大量に持ち込まれています。その結果、安全性が失われ、本来の働き手が追い出されてきました。
だからこそ、 「いのちを育む」 農林水産業の分野には、 営利企業が進出できないしくみをつくる必要があるのです。

生産者の顔がみえる農林水産業の再生を
大手商社は海外で生産されたものを大量に輸入しています。 だから、 生産場所も生産者の顔も見えません。
ここに、 これからの日本の農業のあり方と方向性をさぐる大変貴重なヒントがあります。 林業、 水産業においても、 その構図は全く同じです。
いまこそ、 私たち日本人は身近にみることのできる国内生産にもう一度立ちかえり、 安全な食べもの、 働き手の確保に全力をつくすときです。