くらしが危ない
14.官業の民営化 (市場化テスト)
官業の民営化とは、 どういう意味ですか

「21世紀ビジョン」 (経済財政諮問会議)の報告書は、 「政府は政府でなければできないことに徹する」 と述べています。 この姿が、 小さくて効率的な政府だというのです。 むすびのところでは、 「構造改革」 からさらに 「構造進化」 へ発展させるとしています。 ということは、 政府が担うべき生活コストをそぎ落としたら、 政府の役割を 「外交」 と 「防衛」 だけに限定せよ、 という意味に解することができます。
具体的には、 国民のいのちやくらしの予算をけずり、 それらを民営に移していくことを 「官業の民間開放」 (骨太方針 2005) というのです。 その受け皿は 「企業・NPO、 … など幅広い非政府主体が“公”を担う」(21世紀ビジョン) としています。

官業の民営化と 「小さな政府」 づくり

官業というのは、 官 (公) 営の事業という意味です。
政府というのは、 国民のくらしを守る 「府」 という意味です。 この2つの意味についてよくよく考えてみますと、 どちらも国民のくらしにかかわっており、 それを官業といったり、 政府といったりしています。
私たちのもっとも大切ないのちやくらしを育む分野を、 もうけを目的とする民間に開放したらどうなるのでしょうか。
いま、 小泉首相が唱えていることは、 「あなたのいのちやくらしの予算をけずります」 といっていることなのです。 それが 「小さな政府づくり」 であり、 官業の民営化 (市場化テスト) ということです。