くらしが危ない
10.地方バスの存続 ・ 再生 (公共交通 )
公共交通の現状

近年、 バス、 鉄道ともに苦境にたたされ、 とりわけ過疎地域においては、 バス路線の撤退が多くみられます。くわえて、高千穂鉄道は廃止も視野に入れて検討にはいりました。
本県のバスに例をとれば、 毎年乗客が約 1 , 000人ずつ減少しています。 乗合バスの現状は、 黒字路線が全体の2割にとどまり、 残り8割が赤字路線です。
このような事情から、 13路線の廃止(2006. 4) が予定され、 ますます地域住民、 お年寄りや子どもたちの交通手段の確保がきびしくなっています。

なぜ、 地方のバス路線が消えていくのですか

日本の地方バスが危機にたたされている背景には、マイカーの普及が大きな原因となっています。 さらに、 規制緩和によって、 事業免許の取得が許可制となり、バス事業への新規参入が容易となったことです。
一見すると、 利用者にとってよいことのようですが、 もうかる地域にはバス事業者が集中し、 もうからない過疎地域では、 路線廃止や営業所廃止など地域住民に多大な損失をもたらします。

地方バスを存続、 再生させよう
今日、 地方のバス事業者の多くは、 補助金なしでは経営が成りたたなくなっています。 ですから、 赤字路線を存続させるためには、 国・県をはじめ自治体からの補助金が不可欠です。 具体的には、 国・県をはじめ関係市町村の間で補助金を分担して支援していくことです。
このことは、 赤字路線であってもお年寄りや子どもたちの交通手段の足を守り、 自治体本来の任務を果たすということを意味しています。