近年、 バス、 鉄道ともに苦境にたたされ、 とりわけ過疎地域においては、 バス路線の撤退が多くみられます。くわえて、高千穂鉄道は廃止も視野に入れて検討にはいりました。 本県のバスに例をとれば、 毎年乗客が約 1 , 000人ずつ減少しています。 乗合バスの現状は、 黒字路線が全体の2割にとどまり、 残り8割が赤字路線です。 このような事情から、 13路線の廃止(2006. 4) が予定され、 ますます地域住民、 お年寄りや子どもたちの交通手段の確保がきびしくなっています。
日本の地方バスが危機にたたされている背景には、マイカーの普及が大きな原因となっています。 さらに、 規制緩和によって、 事業免許の取得が許可制となり、バス事業への新規参入が容易となったことです。 一見すると、 利用者にとってよいことのようですが、 もうかる地域にはバス事業者が集中し、 もうからない過疎地域では、 路線廃止や営業所廃止など地域住民に多大な損失をもたらします。