とりがい謙二の日記

2012年5月の記事

驚き呆れ怒りを覚える原子力村の実態 原子力委員会は解散せよ!

朝のNHKで福島県双葉郡から福岡県へ避難している家族の現状や思いを伝える「目撃再 福島から福岡 故郷・避難家族は今」が放映されていた。娘の家族は福岡に慣れ親しむ中で、孫たちを見守る妻と離婚してでも故郷へ帰りたいと語る避難者の男性が語る言葉が胸を打った。大地震・大津波から命からがら生き残ったのに原発事故で故郷を追われている多くの福島県や国民の思いに対してなすべきことは何か。

私にできることは、原発難民となった彼らの思いに寄り添い、2度とこのような事故を繰り返さないために54基の原発を廃炉にすることだと思う。30年以上経過した老朽化原発は直ちに廃炉に、その他の原発は10年程度を目途に廃炉とし新しいエネルギーを開発していくべき時が来た。原発が命と引き替えではたまったものではない。科学者や電力会社は今こそ、国民のために汗と知恵を出すべきだ。

しかしそれにしても懲りない原子力ムラの住人たちである。毎日新聞がスクープし、他紙が後追いした使用済み核燃料を再利用する核燃サイクル推進側による秘密会議だ。毎日新聞によると「内閣府原子力委員会が原発の使用済み核燃料の再処理政策を論議してきた原子力委・小委員会の報告案を作成するため、行政をはじめ推進側だけでこれまで20数回の事前勉強会を開いていたと言うから恐れ入る。

同紙によると「経済産業省・資源エネルギー庁、電気事業者ら推進側だけによる「勉強会」と称する秘密会議では、表紙に「取扱注意」と記載された報告案の原案が配られ、再処理に有利になるよう求める事業者側の意向に沿って、結論部分に当たる「総合評価」が書き換えられ、小委員会に提出され、政府がゼロベースの見直しを強調する裏で、政策がゆがめられている実態が浮かんだ。」としている。あの3・11以後も継続していたと言うから驚きであり、許されないと怒りを覚える。

又、当時を知る経産省関係者は「ムラだけの秘中の秘で、着々と準備を進めていた。今回も秘密会議を開いていたと聞いて、原子力ムラは原発事故以降も何も変わっていないと思った」と話したと言う。

内閣府原子力委員会の近藤委員長は「確かに勉強会はあった。議案を配布するようなものではなく、海外の事例などを研究するもので問題はない。(表に出たら解散すると言った)記憶はないが出席者に『注意してちょうだい』とは言った」と話し、同紙の取材に問題はないという姿勢を見せたという。

これは国民を地獄に導く犯罪ではないだろうか。直ちに近藤委員長を初め関わりのあった原子力委員は辞職すべきである。官僚と業界、学会が醜く癒着し、政治がこれを許してきた事実が次々と明らかになっている。関係者は責任を取り辞職し、真の国民に開かれた原子力委員会に脱皮すべきである。同時に、これを許してきた国民の側の責任も問われている。

2012-5-26-1 コメント

小泉構造改革が生んだツアーバス事故 いき過ぎた規制緩和の是正を!

「すべての働く者の連帯で働くことを軸とする安心社会を実現しよう」をスローガンに労働者の祭典メーデーが県内各地で開かれた。連合宮崎中央メーデーは宮崎市の大淀川市民緑地公園で開かれ、東日本大震災からの復興や雇用の改善、格差是正を求めるメーデー宣言が採択された。極めて当然の宣言である。

メーデー集会の壇上で考えた。東日本の復興が遅々として進まないのは何故なのか。自公政権時に進められた格差は何故是正されないのだろうか。非正規労働者は今や1800万人を超えているが、非正規労働者は何故減らないのだろうか。安全や命さえも競争の対象とした構造改革、規制緩和、競争の結果、今回のツアーバス事故はおきたのではないか。休日を要求すれば首を切られる。だから労働者は無理をして働かざるを得ない。バラバラにされている労働者の姿が浮かび上がる。安心や命を犠牲にするこのような制度を何故是正しようとしないであろうか。今回の事故は起こるべくして起こったとも言えるのではないか。3年前の政権交代は、自公政権の格差拡大や地方切り捨てに多くの国民がこれ以上はご免だと立ち上がったからではないのか。

しかし、政権は庶民の声を無視し誤った道に国民を導こうとしている。今、なされるべきは、TPPでも消費税増税でもない。東日本大震災、原発震災からの復興であり、格差解消や規制緩和、競争至上主義の見直しではないか。政策の方向性が間違っているとしか言いようがない。間違った政策に命をかけて貰っては迷惑するのは国民である。民主党政権は政権交代の原点に返るべきである。

宮崎のツアーバスの現状はどうか。地域の公共交通機関は県民の移動の自由を保障しているかなど、今回の事故を契機にもう一度検証が必要であろう。メーデー集会終了後に大淀川河川敷から双葉公園まで約4キロをデモ行進しながら、様々な現場で働く人々の権利拡大、団結の重要性を再認識した1日であった。

2012-5-1-1 コメント
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