とりがい謙二の日記

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「靖国」を上映自粛に追い込む意識構造こそが変革されるべき!

 映画「靖国」の上映が宮崎キネマ館で始まり、早速見に行った。この映画は、一部の国会議員が「反日映画であり国の助成に問題あり」と指摘し、右翼団体が街宣車で映画館に押しかけたため上映予定館が上映を自粛したことから大きな社会的反響をよんだものだ。

 映画は、中国人である李監督が第3者の眼で靖国神社を取り巻く人々を丁寧に描いたもので文化庁の助成の是非を取り上げた国会議員の問題意識を疑った。映画は、どちらと言えば靖国神社の主張が多く取りいれられていたが靖国神社を描いたものであり当然であろう。2度と戦争はしないために、私たちは何をすればよいのか。

 映画を見ながら、高橋哲哉氏の「戦死者を出した遺族の悲しみの感情を喜びの感情に変えてしまう「感情の錬金術」、これこそが靖国信仰を成立させるのである」との指摘を思い出した。多くの人が鑑賞し、何が問題なのかを考えようではないか。 

 戦前の貴重な映像も映し出されていたが、63年前の敗戦で日本人は何を得たのであろうか。映画を上映自粛に追い込む意識構造こそが、敗戦で変革されるべきものではなかったのか。
 以下、映画のあらすじを「靖国」のホームページから引用する。

 「日常は平穏そのもののだが、毎年8月15日になると、そこは奇妙な祝祭的空間に変貌する。 旧日本軍の軍服を着て『天皇陛下万歳』と猛々しく叫ぶ人たち、的外れな主張を述べ立て星条旗を掲げるアメリカ人、 境内で催された追悼集会に抗議し参列者に袋叩きにされる若者、日本政府に『勝手に合祀された魂を返せ』と迫る台湾や韓国の遺族たち。 狂乱の様相を呈する靖国神社の10年にわたる記録映像から、アジアでの戦争の記憶が、観るものの胸を焦がすように多くを問いかけながら鮮やかに甦ってくる。

 そして知られざる事実がある。靖国神社のご神体は刀であり、昭和8年から敗戦までの12年間、 靖国神社の境内において8100振りの日本刀が作られていたのだ。『靖国刀』の鋳造を黙々と再現してみせる現役最後の刀匠。 その映像を象徴的に構成しながら、映画は『靖国刀』がもたらした意味を次第に明らかにしていく。

『二度と平和を侵してはならない』という思いを見る者の胸に深く刻みながら、日々の暮らしが眠る夜の東京の空撮で、映画は静かに終幕を迎える。』

2008-8-23-1
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