とりがい謙二の日記

2008年5月の記事

労働者を使い捨てる世界のトヨタ

 日本マグドナルド社の名ばかり管理職問題が、テレビのワイドショウで取り上げられていた。あるコメンテイター氏が「時間外労働は、時間内に仕事ができない労働者側に問題があるのではないか」と労働者に責任添加するする聞くに堪えない発言をしていた。

 又、規制緩和を推進する政府の経済財政諮問会議の民間委員氏が「風邪をひいたりけがをしたりするのは、自己管理ができてないからだ。自己責任だ」と、これまた許せない発言を繰り返している。労働者をまるでロボットのように考えて自由に使うことができるというハゲタカ資本家とその応援団の理屈ではないか。彼らには企業の社会的責任などという理念は微塵もないのであろう。

 ところで、トヨタ自動車は最近、生産現場の従業員4万人が勤務時間外にグループで取り組む「カイゼン」活動について、残業代を全額支払うことを決めたという。

 6月から自主的な活動」としてきたカイゼン活動を「業務」と認定し、月2時間の残業代の上限を撤廃するのだというから驚いた。世界のトヨタが、労働者にただ働きをさせ、労働基準局などの行政機関も労働組合も黙認してきたというから驚きである。これでは公正な競争などできはしない。1964年から半世紀近く続いており、、国内の生産現場の全従業員約4万人の全員参加が原則という。

 しかしこの決定は自主的なものではなく、裁判所から断罪されたからやむなく行ったというのが実態ではないか。昨年12月、豊田市にある工場の元従業員の男性が急死したのは過労死だったと認める名古屋地裁判決で、カイゼン活動は「使用者の支配下における業務」と指摘していたのである。

 過労死のことばに表される日本資本主義の歪みは、中曽根政権時の国鉄分割民営化による労働組合差別の首切りから始まり、格差拡大を賞賛した小泉構造改革が拍車をかけ安倍・福田政権と続いている。

 その矛盾が雇用や医療、福祉、介護、年金、教育など様々なところで吹き出している。国鉄闘争は正念場を迎えているが、この闘いの歴史から学ぶことはあまりにも多い。

2008-5-23-1 コメント

「只今、松食い虫防除作業中」 元気な県職員に感激!

 松食い虫は、クロマツなどに入り込んで枯死させる害虫の総称で、昆虫のマツノマダラカミキリが、体長1ミリ未満の病原虫「マツノザイセンチュウ」を運び、病原虫が侵入したクロマツは幹内の樹液の循環が阻害されて枯れてしまうという。

 毎年梅雨入り前に2回ヘリコプターによる防除作業が行われている。私の住む一ツ葉の松林でも昨日から1回目が始まっていた。

 早起きしたので朝5時半頃自宅を出て、東のマリーナまでの散歩に出かけた。途中一緒になった近所の県庁OB氏と現地を通りかかったところ、作業開始前の県職員が四車線の道路の向こうから走ってきて「もうすぐ作業が始まります。ヘリコプターが薬液を蒔くので注意して散歩してください」と声をかけてきた。すぐ近くに来て私を認めたようであったが、その動作が自然で同行のOB氏も後輩が頑張っていることを喜んでいたようであった。

 防除作業は、県職員約10名と森林組合職員約10名の20名が、各交差点に分散して朝5時から交通整理等の作業に当たっているとのことであった。「お疲れ様」と声をかけながら帰途についたが、何かしらうれしい1日のスタートとなった。

2008-5-22-1 コメント

コンプライアンスで低下する県職員の士気

 預け金問題に関連した処分が重すぎるとした県職員が、その取り消しを求めて県人事委員会に不服申し立てをしていることが報道された。

 県が設置した外部調査委員会は、昨年9月いわゆる裏金が総額3億1700万円に上るとその調査結果を報告した。これをうけて県は、事務処理にあたった担当者や上司など499人に対してを停職を含む懲戒処分を行ったのである。

 しかし、これまで主管する総務政策常任委員会や本会議、マスコミ、県民の間でその是非が議論されたが、罪のみがクローズアップされ功の部分や予算システムが議論されることはなかった。
 
 今回おおやけになった職員の不服申し立てはこれまでの総務政策常任委員会で報告されていたが、何故か報道されることはなかった。しかし、職員の不服申し立ては当然と言えば当然のことであろう。

 かって児童相談所の雨漏りや福祉事務所の出張旅費の不足などのため、業務の執行ができないことが多々あった。このような緊急の場合に、その費用を公共事業職場から支援して貰い業務を遂行してきたのが現実である。それをやらないとすれば、事業はストップし児童相談所は雨漏りが続くというわけである。

 それをやりくりできる職員が仕事のできる職員と言われた。しかし、ある日を境にそれはコンプライアンスに反するとして厳しく指弾されることとなったのである。しかし、必要な費用を適切に予算化できなかったのは何故であろうか。国と県の予算システムに問題があったと言わざるを得ないのではないか。

 この事件の影響であろうか、最近大変気になることがある。職員の元気がないのである。

 新年度の機構改革で多くの所属の再編成が行われた。場所が変わり人事異動もあり当然人も変わったのでどこがどこかわからなくなった。そこで、3日間かけて本庁の全課をまわり、職員の意見を聞いたり職場の雰囲気を見て回った。

 そのどちらかと言えば暗い雰囲気に愕然としたのである。確かに一部の職場は明るく元気に仕事をしていたが、半数以上の職場は明るさが感じられないのである。業務はきちんとこなしているが、車で言えばハンドルの遊びがない感じだ。行財政推進計画による急激な人員削減により、回りを見渡す余裕さえもないというのが現実であろうか。更に、給与の削減や据え置きは職員にとっては辛いものとなっている。

 そして前知事事件に関連する警察の捜査と県職員に対する厳しい批判、今回の預け金問題と処分が県庁に暗い影を投げている。コンプライアンスという横文字が踊り、自分に直接関係しない仕事には手も口も出さないことが良いことだとなってはいないのか。しかし、職員が萎縮してしまっては良い仕事はできないし、県民サービスは向上しないであろう。知事一人では業務が進まないのは自明のことである。

 知事始め幹部は、職員のやる気を引き出し県庁が一丸となって県政発展に全力投入できる環境作りに知恵を絞るべきであろう。

2008-5-17-1 コメント
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