イラクの国民議会議員選挙が行われた。テレビや新聞が伝えるところでは、自爆攻撃が行われるなど軍隊に守られた中で実施された選挙だったという。又、中部地区のファルージャやバクダッドでは、投票に訪れる人は疎らであったが、シーア派が多数を占める地域では多くの人が投票に行き投票率は60%を超えるとのことだ。ともかく選挙は行われたが、果たしてこれからイラクがどうなるかは予断を許さない。 最近読んだ雑誌世界「もしも憲法が変えられてしまったら」のなかに、東大教授神野直彦氏の『社会保障「大砲」優先の社会へ』の中に次のような記述があり心に残った。 それは次のような文章だ。『第2次世界大戦も世界恐慌という人間の不安が引き金となっているように、人間の生活が不安定になると、侵略戦争へと駆り立てられていく風土をつくってしまう。テロという悲劇の背後には「死」が救いとなるような人間の苦渋に満ちた極貧の生活が潜んでいることを見落としてはならない。「死」が救いである人間は、暴力による脅しによってテロを止めるわけがない。』 日本も60年前に神風特攻隊という自爆攻撃を行ったことを忘れてはならない。しかも、それは国家の名によって行われたことを。
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