とりがい謙二の活動報告

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県北地区の医療を考えるシンポージュームに参加しました

 県北地域の医療のあり方を探る県北地区医療シンポジューム「安心できる医療を考える集い」が、延岡総合文化センターで開かれ、松本文六天心堂へつぎ病院院長(大分市)の記念講演とパネルディスカッションが行われました。
 パネルディスカッションでは、日高良雄延岡保健所長がコーディネーターを務め、平野雅弘消化器科院長、上田修三日之影町立病院長、田口寿孝延岡消防本部救急救命士、土肥早苗県立延岡病院副看護部長がパネリストとしてそれぞれの問題点や課題を語りました。 
 医師・看護師の不足や夜間・休日の救急体制が十分でない現状について、平野氏は「医師不足に拍車をかけたのは新臨床医師研修制度だ。」と国の政策の誤りを指摘しました。

 また上田氏は、「若者が外に流出するのに医師だけきてくれと言われても難しいのではないか。大学の医局やほかの医療機関が地方の病院に医師を派遣したりして、赴任してきた医師が何かメリットを得られるような制度を作るべき」と課題を投げかけました。

 田口氏は、救急救命士の立場から「救命士の質の向上のために病院での体制整備等が必要ではないか」と問題点を指摘しました。

 コンビニ受診や安易な救急車の利用について土井氏は「何でも相談できるホームドクターをもつことが大事だ。コンビニ受診は2・3次救急の重症患者がきたときにすぐ診療できない状況となるのでやめていただきたい」と現場の実態を訴えました。

 最後に、日高所長は「すぐに解決策はないが、患者側と医療側が良い関係を築くことが大事だ。ありがとうという感謝の気持ちが大切ではないか。医療という公共サービスを一人一人がどうすれば守れるのか考えてみよう」と聴衆に問題点の投げかけ、お互いが地域医療を充実をするために努力することを誓いました。

 パネルディスカッションに先立ち行われた「医療は誰のもの?=壊される国民のいのち」と題した記念講演で松本文六氏は、「後期高齢者医療制度は、国民皆保険制度の理念に反するうえに低所得者への配慮が全くない。生活の苦しい人から保険料を天引きするのは人の道に外れた制度である。」と厳しく指摘しました。
 そして「地域医療が崩壊しつつあるのは、厚労省が医療の現場に市場経済原理を導入したことであり、2年おきの診療報酬改定だ。病院経営には、〇駛榲経費と経常的経費、4崟榲経費とあるが、診療報酬は△世韻靴考慮されていないことも問題だ」と医療制度が抱える根本的課題について触れました。
 そのうえで「医療を、病院・医師会・行政・住民の共同作業で立て直すために、マスメディアを含めて医療者と住民が情報交換をすべきで、そのために政治を変えるべきだ。健康保険の一本化や累進課税の見直し、総医療費をGDPの7%から先進国並みの10%にすべき。」と聴衆に訴えかけました。

2008-8-9-1
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