とりがい謙二の活動報告

記事全文/コメント

日本医大千葉北総病院でドクターヘリ事業を調査しました

 社民党県議団の4名で千葉県印旛村にある日本医科大学付属千葉北総病院を訪問し、救命救急センターの金丸勝弘医師から同県でのドクターヘリの運用状況についてパワーポイントにより説明を受け、運行管理室、処置室、ドクターヘリ等を見学しました。ヘリの運行は朝日航洋KKが委託運行し、経費は1億8000万円で国・県が各1/2負担しています。
 体内・体外に大出血した重傷の外傷患者にとっては最初の1時間が極めて重要でゴールデンアワーと言われており、とりわけその60分の内救急隊が現場活動を行う最初の10分がプラチナタイムと呼ばれているそうです。
 日本全国に187カ所の救命救急センターがあります。重傷患者に対してゴールデンアワー内に決定的治療を開始することが物理的に不可能な地域がありJPTEC活動を行ってもゴールデンアワーを超えてしまうケースが多く、そこにドクターヘリが活動する意義がある強調しておられました。
 ドクターヘリは、時速200劼乃澣渕屬裡院殖海了間で患者の搬送ができます。千葉県ドクターヘリ事業の運用形態は、基本的に救急車とのランデブー方式です。厚生労働省の調査では、従来の救急車搬送では死亡していた患者の27%の命を救い、重度後遺症を免れなかった患者の45%について後遺症を削減したとされドクターヘリの有効性が強く裏付けられています。社会の関心も高いせいか、7月からフジテレビ系列でドクターヘリをテーマにした「空飛ぶドクター」が放映される予定で北総病院での撮影が進められているとのことでした。

 金丸医師は宮崎市出身で、自治医科大学卒業して県立宮崎病院等に勤務し10年間の義務年限終了後医療技術を高めるために3年前から同付属病院で働いているとのことでした。将来は帰県して地域医療の充実に努力したい、ドクターヘリで多くの人の命を救いたいと考えておられるようでした。(こっそりお聞きしたところ、待遇は普通のサラリーマンというとこでびっくりしました)
 それは、宮崎での僻地病院勤務時代に地域中核病院までの搬送時間が90分以上かかり、専門外の救急患者への対応が常に不安であったことが頭にあり、県民等しく医療を受けられ安心して地域で暮らせる県にしたいとの思いがあったからのように感じました。

(写真:^絛匹農睫世陵融辧↓運行管理室、6盍欅綮佞帆狃鳥痢運行管理士と調査団、ぢ静諜聴の座席にフライトナース、私の席に救命救急センター医師が乗車、私の前に搬送患者を乗せ必要な処置を行う、太田議員の前に家族1名席も)

 同病院のランデブー方式は、消防機関からの出動要請とともにドクターヘリが出動し、一方、救急車はあらかじめ設定してある救急現場に最も近隣の臨時ヘリポート(公共の運動場、公園や小中学校の校庭など)へ向かい、飛行中のドクターヘリへ患者の情報とともに臨時ヘリポートの場所を無線で連絡し、臨時ヘリポートでドクターヘリと救急車がドッキングするというものです。医師は救急車内で患者の診療を開始し、ドクターヘリ内へ患者を収容し搬送します。

 救命救急センター内のホットラインに要請があると、ドクターヘリ運航管理室から待機している操縦士と整備士に出動命令が出され、エンジンがスタート。同時に救命救急センター医師とフライトナースは走ってヘリポートへ向かい離陸します。現在、要請から離陸までに要する時間は約3分と欧米に匹敵する速さとなっているとのことです。

 ドクターヘリの出動は現場の救急隊、もしくは119番通報の内容によっては消防の通信司令室から要請され、その出動要請基準は「生命の危険が切迫しているか、その可能性が疑われるとき」を基準としており、患者の病態に対応した高度医療機関へ迅速に搬送するため、Uターン(当院への搬送)とJターン(千葉県内及び茨城県南部地域のヘリポートが確保されている医療機関への搬送)を効率的に実施しているとのことです。

 安全確保はドクターヘリ運航の最重要課題で、臨時ヘリポートの安全確保は消防機関の協力を得て行っており、安全が確認されないうちに着陸することは、たとえ緊急性の高い場合であっても行うことはありません。天候調査は運航管理室において随時行っており、運行管理室で飛行不能と判断した場合は飛べません。その場合は、通常の救急車による搬送を行います。平成19年度の出動実績は686件と全国1位となっています。

2008-5-29-1
名前 :
URL :
非公開コメント 削除記事No. : 削除用パスワード :
お問い合わせ・連絡先

とりがい後援会事務所地図
〒880-0834 宮崎市新別府町前浜1401-105  TEL・FAX : 0985-22-9770