とりがい謙二の活動報告

記事全文/コメント

福岡高等裁判所でさわぎり裁判の第11回控訴審を傍聴しました

 福岡高等裁判所で開かれた護衛艦「さわぎり」いじめ自殺国家賠償請求事件(さわぎり裁判)の第11回公判を傍聴しました。

 1999年11月8日、海上自衛隊佐世保地方総監部所属の護衛艦「さわぎり」鑑内で機関科所属の海曹(宮崎市出身)が自殺したのは、上官からの執拗ないじめが原因であり、適切な安全配慮義務違反としてるとして海曹の両親が訴えたものですが、第一審の佐世保地裁は、2005年6月27日は国無罪の敗訴となりました。

 原告は判決を不服として、2005年7月11日福岡高等裁判所に控訴し多くの弁護士や労働組合、社民党などの支援を受け、本日の結審となったものです。
権力を全く持たない一般市民が、自衛隊という国家権力を相手にした途轍もなく大変な裁判です。皆さん方のご支援をよろしくお願いします。

 原告である母親から「真実を明らかにして欲しい」との悲痛な訴えがあり、3人の弁護士から安全配慮義務違反の実態などが弁論され、最後に林弁護団長は「イージス艦あたごの事件からも、自衛隊は病んでいることが明らかとなっている。公正な判決をお願いしたい」との訴えがありました。

 一方、国側代理人からは全くの反論なしでした。文書提出命令が採用され、勤務調査表や班長手帳の一部が開示され、指導上の要注意事項欄に何の記載がないなど生前に指導上の問題がなかったことなどが明らかになりました。

 弁護団は、開示が不十分として抗告し、高裁は法律上検討する必要があるとして文書提出命令のみ最高裁に移り審査中となっています。

 次回は、6月20日とすることを決めて裁判は事実上結審しました。ただし、最高裁の判断次第では弁論が再開されることもあるとのことでした。

 終了後、弁護士会館で報告集会が開かれ、林弁護団長は「勝利の確信を得た。署名や支援傍聴は大きな力となった。公正な判決のためにも何らかの取り組みが必要と思う」とあいさつしました

 西田事務局長から、「提訴から30回を超える公判が行われ、指導事項がないことや事故報告書の発言者名などが明らかになるなど有利な展開である」と裁判の経過等ががわかりやすく報告されました。

 その後、織戸弁護士などから弁論の意味について説明があり、原告から「これからも頑張ります」とお礼の挨拶がありました。又、横須賀基地の護衛官「たちかぜ」の自殺事件などの原告から連帯あいさつも行われ、自衛隊が多くの問題を抱えていることが明らかになりました。 

2008-3-24-1
名前 :
URL :
非公開コメント 削除記事No. : 削除用パスワード :
お問い合わせ・連絡先

とりがい後援会事務所地図
〒880-0834 宮崎市新別府町前浜1401-105  TEL・FAX : 0985-22-9770