盛岡市の現状
 人口約296千人、113千世帯、広域都市圏は1市1町2村で367千人、
盛岡市の就業人口は1次産業56百人、2次産業239百人、3次産業116千人で商業消費都市。卸売り業年間販売額1兆1660億円(平成9年商業統計平成6年比10、5%減、以下同じ)、小売業4120億円(2・6%増)。商店数は卸売業1269店(181店12・5%の減)、小売業3230店(242店7%の減)。従業者数は卸売り12545人(1880人13%の減)、小売業20072人(759人3・6%減)。
 経営規模は、1商店当り従業者数は卸売業9・9人、小売業6・2人。但し。百貨店を含む各種商品小売業は281人と49%の増となっている。

 13の商店街の現状 
 全市に占めるシェアは39・6%、市内中心部の商店街は年間販売額の減少傾向が続き、市郊外部へのロードサイド店の進出の影響により、中心部から郊外への購買力に流出が著しい。商店数のシェア32・7%、従業者数のシェア37・3%、
売り場面積のシェア46・3%、

 大型店の状況
1種大型店 13店舗 2種大型店70店舗で増加傾向。売場面積のシェア60・3%
地元資本の大型店が中心部にありいわゆるシャッター通りはない。

 材木町商店街 
 北上川沿いの材木問屋の街から発展した材木町商店街は約400年の歴史を持ち昭和市内で有数の商店街として賑わった。県庁に近い地域の開発等により盛岡駅前と中心繁華街との狭間の立地を生かせず低迷状況にあった。
 危機感を持った若い商店主たちにより昭和49年に戦後しばらくあった毎週土曜日(4〜11月夕方)の「よ市」をスタートし、又材木町の一角にある酒買い地蔵尊の夏祭りでの神輿を復活させた。しかし、街並みは旧国道のままで舗装は悪く道幅はようやく車が離合できる程度。
 昭和41年に設立した商店街振興組合での議論を進め、54年に国の高度化資金を利用した50台の共同駐車場の設置。「よ市」と共同駐車場により活気が甦り、56年に材木町商店街改造事業計画を策定し、組合内部、町内自治会、国、県、盛岡市と6年の検討協議を経て、コミュニテー道路整備事業(盛岡市車歩道整備公共事業、総事業費10億円、商店街負担3億4千万、同道路の二車対面通行方式は全国初)、商店街改造事業(安心して買い物ができる町にするための歩道確保で両側とも各店の建物を平均3mセットバックして新築改築する自主事業で改造に伴う移転・休業への保障はない)、商店街共同施設事業(市による道路整備事業でできた歩道上の広いスペースに青春時代に材木町に縁の深い詩人宮沢賢治の世界をテーマにオブジェ、モニュメントを配置して憩いの場を作っている。
事業費は国と県から2560万円、市から670万円の補助金と高度化資金1890万円
計5120万円)を展開し、平成5年3月に完成し多くの観光客や地元の客で賑わっている。同商店街の岩淵晃行専務理事は「苦しかったがよ市を継続や駐車場の成功、組合員のやる気により成功した。今後は空地の店舗化促進と不足している最寄り業種の充実等により地域密着型の商店街として頑張っていきます。」と話しておられました。