小西砂千夫関西学院大学教授は基調講演で「財政は破綻寸前、交付税制度は破綻している。小規模町村は、職員の担任事務が多すぎてハートのある仕事が出来ていない。合併してしっかりした仕事をやるべきだ。市町村は甘えがある。そのうち何とかなると思っている。合併は危機管理だ、大局観の問題だ」と市町村合併の推進を強調しました。

 シンポジュームは武井宮日論説委員長を司会にシンポジストとして、甲斐重勝元諸塚村長、松崎芳三宮崎商工会議所専務理事、根本俊雄宮崎産経大学教授、椎川忍自治省調整室長が参加。

 椎川室長は「合併は政治主導だ。一方財政は危機的状況だ。分権が進むので受け皿を整備して欲しい。景気が回復したら財政再建だ。介護保険や年金等の財源は最低限保障する。しかし、地方単独の公共事業、福祉事業、公営企業の民営化等歳出カットが要請されるし交付税では保障できない。仕組みを変え合併市町村の支援に回すことになる」と中央の切迫した情勢が出されました。

 又、甲斐元諸塚村長は「林業立村でやってきたが価格低迷で飯が食えない。こんな世の中はおかしい。合併をせざる得ないとするなら、次の世代のことを考えるべきだ。又、合併したら山を担う人はいなくなるから町から出かけていって山を守る方策も考えないと大変なしっぺ返しを食うだろう」と過疎の村長としての悩みと経験踏まえた発言は参加者の大きな共感を呼びました。